【第6回】4戸目で見えた、融資の壁
- 山口 史

- 7月25日
- 読了時間: 2分
融資を使えば、物件はどんどん増やせる。
3戸目がうまくいったことで、そう思い込んでいました。
28歳、勢いで4戸目に挑む
3戸目の家賃収入が入り始めると、次の物件を探すスピードも自然と上がりました。
「このペースなら、5戸、6戸とすぐに増やせるはずだ。」
そう考えて、4戸目の融資を同じ都市銀行に相談しに行きました。物件も1〜3戸目と同じく、中古区分ワンルーム。勝ちパターンができたと思っていました。
「今回は難しいですね」
窓口での回答は、これまでと違うものでした。
既存の借入額に対して、家賃収入と給与収入のバランスが基準を超えている。担当者はそう説明してくれました。
「属性が変わったわけでも、返済が滞ったわけでもないのに。」
頭では理解できても、感情はすぐには追いつきませんでした。3戸目まで順調だっただけに、拍子抜けと悔しさが入り混じった感覚でした。
融資は「使えばいい」ものではなかった
このとき初めて気づきました。融資は無限に引き出せる資源ではなく、金融機関ごとに天井があるということに。
そして天井の位置は、金融機関によって違う。
1行に断られたからといって、不動産投資そのものが終わるわけではない。むしろここからが、金融機関との付き合い方を学ぶ本当のスタートでした。
複数の金融機関に足を運び、それぞれの評価基準やスタンスの違いを聞いて回りました。同じ属性、同じ実績でも、行によって反応がまったく違うことが分かってきました。
この経験で学んだこと
• 融資は使い放題ではなく、金融機関ごとに枠がある
• 1行の判断がすべてではない。他行を当たる価値は十分にある
• 勢いだけで規模を追うと、必ずどこかで壁にぶつかる
「増やせるだけ増やす」から「無理なく増やし続ける」へ。この4戸目の壁が、自分の考え方を切り替えるきっかけになりました。
次回は、複数の金融機関を回る中で見えてきた、金融機関ごとの意外な違いについてお話しします。
東京大家の会 山口 史



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