【第8話】20室の不動産投資家になるまでの道のり:29歳、FIRE後のお金をかけない自由

20室の不動産投資家になるまでの道のり「第8話」をお伝えします。

29歳でトントンのラインに到達したあと、正直に言うと、この時期はとても楽しい日々でした。
不動産を増やせなかった数年間
FIRE後もしばらくは、収支はギリギリのトントンが続きました。
今のように月に50万円、60万円と貯まっていくような状態ではなかったため、単純に資金が足りず、新しく物件を買うことができませんでした。
「維持しよう」と決めて維持していたわけではなく、実際には「買えないから、今ある分でやっていくしかない」というのが正直な状況でした。
ただ、この「増やせない期間」があったからこそ、次に気づいたことがありました。
お金をかけずに自由を楽しむ、という発見
収入を増やせない代わりに、時間だけは確実に手に入っていました。
そこで自然と向かっていったのが、「お金をかけずに自由を楽しむ」という過ごし方でした。
山登り
平日日中の温泉
平日日中のジムやサウナ
会社員時代には考えられなかった過ごし方です。休日ではなく、あえて平日の日中に動く。それだけで、同じ場所でもまったく違う体験になりました。
平日だからこその心地よさ
土日は温泉もジムもサウナも、どこも人でいっぱいです。
でも平日の日中は、驚くほど空いていました。
「同じ場所なのに、こんなに違うのか。」
これは、給与収入に縛られていたら決して味わえなかった感覚でした。お金を使って何かを得るのではなく、時間の使い方を変えるだけで得られる自由がある。そのことに、このタイミングで初めて実感を持てました。
数字を追う時期と、時間を味わう時期
1戸目からずっと、頭の中は「数字」でいっぱいでした。
家賃収入、生活費、逆算した必要戸数。ゴールに向かって積み上げることばかり考えていた時期を経て、ようやく「時間そのものを味わう」段階に入れたのがこの頃だったと思います。
この経験で学んだこと
FIRE後、収入を増やせない時期があっても、それ自体が失敗ではない
自由の価値は、お金をかけることではなく、時間の使い方を変えることでも十分感じられる
平日日中という誰もが使えるはずの時間帯こそ、給与から自由になった人だけが本当に味わえる時間だった
この心地よい日々は、38歳くらいまで続きました。
次回は、この時期を経て、何がきっかけで再び動き出すことになったのかについてお話しします。
東京大家の会 山口 史



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