退去後のリフォーム見積もり125万円。内訳を精査したら約33万円で済んだ話
- 投資クラブ 東京
- 6月8日
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その金額はなんと 1,254,630円。
正直、「結構かかるな……」というのが第一印象でした。
しかし、私はこれまで20年以上不動産投資を続ける中で、退去リフォームの見積もりをそのまま採用したことはほとんどありません。
まずは現地確認。
すると、「交換前提」で計上されているものの中に、清掃や簡単な補修で十分対応できるものが数多くありました。
そこで今回もDIYと個別業者への直接発注を活用したところ、最終的な支出は約33万円程度に収まりました。
具体的な差額を見てみます。
まず玄関。
土間のクッションフロア張替えは業者見積もり4,400円に対し、DIYでは材料費1,200円。
下駄箱塗装は31,000円の見積もりでしたが、実際は清掃のみで十分だったため費用はほぼ0円でした。
キッチンではさらに差が出ました。
IHコンロ交換は56,000円の見積もりでしたが、ネットで購入して職人さんに設置だけ依頼したところ24,700円。
手元灯交換19,000円は清掃のみで対応。
底板増し張り28,000円も不要。
底板塗装44,000円はDIYで約500円。
幕板補修13,000円もDIYで約500円。
キッチン床CF張替え13,200円はDIYで約3,500円でした。
また、天井照明交換24,000円も器具交換ではなく蛍光灯交換のみで約1,000円。
洗濯機置場では水栓交換16,000円が4,600円。
エルボ取付1,850円が1,400円で済みました。
浴室も大幅なコストダウンができた場所です。
水栓交換は51,000円に対しDIYで15,000円。
コーキング打ち替え7,700円は材料費1,000円程度。
浴槽のサビ取り19,000円も、実際には洗剤と研磨で除去できたためほぼ0円でした。
収納部分も見積もりとの差が大きく、
通路収納のダイノックシート施工47,000円は清掃のみ。
洋室ドアのダイノックシート施工47,000円も塗装対応で約2,000円。
「本当にシートを貼る必要があるのか?」
を考えるだけで大きな差額が生まれました。
トイレは少し特殊です。
業者見積もりでは補修中心で42,000円でしたが、入居者満足度を考えてトイレ本体を新品交換しました。
そのため、この部分だけは逆に費用が増え、業者見積もり42,000円 → 実際は110,000円となりました。
LED照明交換19,000円は清掃のみ。
CF張替え4,400円はDIYで1,500円。
洋室ではCF張替え52,800円が15,000円。
カーテンレール交換5,400円は清掃のみ。
網戸粘着物除去4,700円は網戸張替えで500円。
シーリングライト交換13,000円は量販店購入で4,000円でした。
さらに全体工事では、
・特別洗浄&タバコ消臭31,000円 → 自分で清掃して約2,000円
・クロス全面張替え 100,080円 → DIYで約11,000円
・下地調整費 19,000円 → 実施不要
・スイッチプレート交換 5,400円 → 清掃のみ
・モニター付きインターホン交換 47,000円 → 28,000円
・エアコン交換 139,000円 → 80,000円
という結果になりました。
もちろん、管理会社の見積もりが悪いという話ではありません。
管理会社は工事手配、工程管理、保証対応まで含めて見積もりを作っています。そのため金額が高くなるのは当然です。
ただし大家として重要なのは、
「本当に交換が必要なのか?」
を一つひとつ確認することです。
今回のケースでは、交換ではなく清掃で済んだ項目が非常に多くありました。
また、交換が必要な設備であっても、管理会社経由ではなく商品を自分で選び、職人さんに直接依頼することで大幅にコストを抑えられるケースもあります。
もし見積もりをそのまま承認していたら125万円。
実際にかかった費用は約33万円。
差額は約92万円です。
家賃6万円の物件なら、約15か月分の家賃収入に相当します。
退去リフォームは、家賃を上げることなく利益を改善できる数少ないポイントです。
見積書を見るだけではなく、現場を見る。
そして、「交換する理由」を確認する。
このひと手間が、大家の利益を大きく左右するのだと思います。
東京大家の会代表 山口 史



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