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【第8回】29歳、FIREへ向けた具体的な動き

  • 執筆者の写真: 山口 史
    山口 史
  • 7 時間前
  • 読了時間: 3分

本業・副業・大家業の体制が固まってきた頃、頭の中にあったのは一つの問いでした。


「自分にとってのFIREラインはどこか。」

28歳、数字で「ゴール」を決める


それまでは、とにかく物件を増やすことばかり考えていました。でも体制が安定してくると、ぼんやりしていた「FIRE」という言葉を、具体的な数字に落とし込む必要があると感じるようになりました。


「生活費と、家賃収入・副業収入を合わせた額が並ぶのはどのラインか。」

生活費を洗い出し、それを賄えるラインを「達成すべき目標」として設定しました。給与に頼らなくても暮らせる状態、それが自分の考えるFIREでした。


逆算して、足りないものを埋める

ゴールの数字が決まると、今の収入との差がはっきり見えてきました。


「あと何戸あれば届くのか。」

そこから逆算して、物件を増やすペースを計画していきました。ローンの返済自体を前倒しするのではなく、あくまで物件数を増やすことで家賃収入を積み上げていく方針でした。


仕組みで積み上がる、もう一つの収入源

このタイミングで大きかったのが、以前から少しずつ取り組んでいた、副業による収入でした。


この副業は本業や大家業に時間を取られていても収入が伸びていくこの感覚は、家賃収入と近いものがありました。給与、家賃収入、そしてこの仕組みからの収入。3つの柱の性質が少しずつ噛み合ってきたのがこの時期でした。


29歳、生活費とほぼトントンのラインに到達

29歳になったとき、家賃収入とこの仕組みからの収入を合わせた金額が、生活費とほぼトントンになりました。


「これで、給与がなくても生活は回る。」

大きく上回っていたわけではなく、あくまでギリギリ釣り合うライン。それでも、給与に依存しなくても暮らしていけるという事実は、自分にとって大きな意味を持ちました。


達成した瞬間に高揚感があったかというと、正直あまりありませんでした。それよりも、1戸目からの失敗と修正の積み重ねが、ようやく数字として釣り合ったという実感の方が強かったです。


この経験で学んだこと

• FIREのラインは「大きく上回る」ではなく、「収支が釣り合う」ところから始めてもいい

• 労働型の収入だけでなく、不労型に近い収入源を持つと、時間の制約から少しずつ自由になれる

• ゴールの数字を決めてから逆算すると、次に何をすべきかが明確になる


29歳でギリギリのラインに到達しましたが、それがゴールではなく通過点だったと、後になって気づくことになります。

次回は、FIRE後に見えてきた新しい課題についてお話しします。


東京大家の会 山口 史

 
 
 

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